育児担当制
育児担当制について
社会性の発達の第一歩は特定の大人との信頼関係から始まります。家庭で特定の大人との愛着関係があるように、保育園のような集団でも担当を決めて育児を行なうことで、愛着関係を作っていきます。愛着関係の強い子どもは情緒が安定し、より多くの人間関係を築いていくことが出来ます。担当制で関わることで、一人一人の発達に応じた保育を進めることができます。特に食事や着脱・排泄行為などの育児行為を丁寧にみていくことで、やがて子どもは自信をもち、自立して行えるようになっていきます。
また、大人が体調や食欲などの調子や発達を継続してみていればより細かく気づき世話をすることができます。
縦割り保育について
社会環境の変化により、子ども同士の交流の場が減った現代、子どもが相互に学び合い、共に育ち合うことができることを目的に、縦割りにしています。
いろいろな年齢、いろいろな人と多く関わることで「人と関わる力」が育まれます。幼児クラスは3~5歳が一緒の保育室で生活します。3年齢に対応した遊具を揃え、環境を整えて保育をしています。
年下の子は年上の子のやっていることに刺激を受け、真似をすることで自信を育てていきます。年上の子はモデルとして注目されることで自信を持ちクラスのリーダーを経験します。
相手の性格や状況を推測し受け止めること、また子どもたちの社会の中で起きた問題をどう解決したらよいかを考える機会が子どもたちの成長に大きな実りを与えてくれることを願い、異年齢保育を行っています。